配偶者ビザ取得のコツ
ビザ取得は交渉次第
ビザ取得は交渉次第!
結婚してから半年間は日本のビザが発行されるのを待つ期間。
申請してから3ヶ月ほどで発行されるケースもあります。
私たちの場合「業者さん手配のそれまで面識もない、言葉も通じない年の差結婚。」
そりゃあ怪しいと疑われますよね。
偽装結婚だなんて!
結婚は生活ですから、既に定年間近の私にその資格が有るのか問われます。
法務省管轄の入国管理局(現在の出入国在留管理局)HPの「在留資格認定証明書交付申請」に必要な書類が載っています。
どのような書類が必要かはググると詳しい記事もありますから参照してください。
出入国管理及び難民認定法関係手続
- 私からは”怪しまれる場合の具体的な事例をお伝えします。
先ずは信頼できる行政書士さん(専門性、過去の実績)を探す。
私の場合は仲介業者さんの紹介の方にしました。費用は10万円くらいでした。
自分でするのはお勧めしません。多くの先進国で配偶者ビザ発行にはとても厳しいです。
理由の一つは自国民の就労機会を確保することです。
(外国人が日本人の就労を奪ってしまう。)
法律上結婚すれば自動的にビザを得られるなんて甘く考えてはいけません。
法律上の結婚≠ビザ発行
不許可の主な原因
収入が少ない
日本人のあなたの収入が少ない又は、不安定だと外国人の配偶者が働かざるおえません(就労が悪いのではない。)最悪、離婚が早まる。円満な結婚生活が長続きしない。
不法滞在になる可能性もある。入管局としてもそれは望んでいません。
交際の経緯の立証不足
相手は法的な国家機関です。客観的資料が必要。
この2点が重要です。
1.住民税の納税証明書(2期分)、在職証明書、源泉徴収票
新たに家族を扶養する経済力は?
税金を払っていますか?
2.住居の外観、住居内の写真と説明文(大まかな地図、間取りetc)
住む場所を確保していますか?
3.質問書に記入(結婚に至るまでの経緯) :実態は?
4.交際の記録(写真やメールの添付)
交際の実態は?
・私の場合
1: 納税義務ok、会社の認知度、平均以上の年収、貯蓄額等でクリア
2: 戸建て、駅近(自己所有不動産は高評価)
3,4: 質問書に書ききれない量の資料を別紙にて日記形式で作成。
「在留資格認定証明書交付申請」の提出書類に、スナップ写真(夫婦一緒)を2~3枚と書いてありますが、それは長年の交際期間があることが前提。
私のように交際期間がほぼ無い場合
①最初の出会いの経緯、結婚を決めたのはいつどこで
②Skype、メールの頻度、内容
③パスポートの出国印・帰国印
④飛行機チケットやホテルの予約表、カード明細など
⑤2ショット写真、メールの画像
(スクリーンショットしてPCへ送り、印刷)
「交際の記録」がとても大事です。
たくさんのデータを提出しました。
ちなみにベトナムで主要なSNSは「Messenger+Facebook」
そして「Zalo(’ザロ’ ベトナム版LINE)」
主要な空港で顔認証ゲートを利用すると
パスポートに印が押されない。
近くの有人ゲートで押印してくれます。
行政書士さんに言われたのは「早く一緒に住みたい気持ちは分かりますが、交際の実績を積んでから申請しましょう。」そうなんです。一日一日の積み重ねが大事なんです。
結婚式を挙げてから渡越したのは1回だけです。彼女の弟の結婚式に出席しました。これは良い交際実態になりました。
妻は配偶者ビザが取れるまで一度も来日しませんでした。もちろん、観光ビザで訪れるのは可能です。私も会いたかった。
でも、行政書士さんが「申請中に他のビザで来るのは良い印象を与えない。」と。
おそらく短期ビザで入国して婚姻の実績を作りそのまま居座ろうという考えを管理局は良しとしないのではと思います。それに妻はホーチミン日本語学校へ通って勉強するのも大事ですしね。
ビザ発行を待つ期間に愛を育てます。
申請と結果までに時間がかかり、不許可になるとその理由を聞きに行き、再申請してさらに待つのみ。
お互いの情熱も冷めてしまうかも。
実際コロナ禍で長期間会えずに破談になったケースもあるそうです。
決定権は相手にある。全ては交渉次第。
まとめ
- ビザ取得は交渉次第
- 法律上の結婚とビザ発行は別。
- 日本人の収入や納税を証明する。
- 交際の経緯を立証する。
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